当院では、開院して30年以来、定期検診を積極的に行い、患者様のサポートを行ってきました。
その結果、8020運動の“高齢者いい歯のコンクール”に当院の患者様の中から毎年10人近く出場されています。
最近やっと成果が体感でき、地域に密着した町のかかりつけ医として根付いてきたことを実感しています。
虫歯や歯周病の
発症を防げる
予防歯科に通うことで、もし発症が見つかっても早期に治療できるため、歯のダメージを最小限に抑えることができます。
様々な負担を
軽減することができる
発症を防ぐだけでなく、治療の痛みや治療期間のほか、治療費などの負担も抑えることができます。
口腔内の健康を
維持することが出来る
予防歯科において定期的なクリーニングを受けることで、口腔内の健康が保たれ、また口臭が気になる方も、改善が見込めます。
歯磨きの目的とは
①歯垢をとる ②歯ぐきのマッサージをする
歯垢をとると、虫歯や歯周病などにかかりにくくなります。また、口臭を防ぐこともできます。
歯ぐきのマッサージは血行をよくし、細菌に対する抵抗力を強くします。歯と歯ぐきの境い目の磨き残しもとることができます。歯周病の予防、改善につながります。
[歯科衛生士によるマンツーマンでの指導を行っています]
歯科にきてクリーニングをすれば歯石や着色は除去され、1度口腔内は綺麗になります。しかし、家に帰って食事をすると、すぐにまた新たなプラークがついてしまいます。数ヶ月に1度、たまった汚れを歯科でとっておわり、では対処療法となってしまい予防とはいえません。
本当に大事なことは、ご自身で毎日プラークコントロールができているかどうかです。同じ時間ブラッシングをしていても、ハブラシの当たりによって汚れのとれる量はまったく違います。クリーニングをしてもまたすぐに歯石がついてしまう、ということであればそこにきちんとハブラシが届いていないということになります。
歯周病の予防、治療は二人三脚のようなものです。私達はもちろん一生懸命患者さんのサポートをいたします。しかし何より患者さんご自身が口腔内のケアに関心を持ち、一緒に努力していただくことが大切なのです。
なので、当院では患者さんのご希望がある限り何度でも、マンツーマンでブラッシング指導を行っております。磨き方によってはかえって歯や歯茎を傷つけてしまっていることもあります。ぜひ1度、ハブラシを持って正しい磨き方を練習しにいらして下さい。一緒にお口の中の健康を保っていきましょう。
検診を重ねるごとに、自分の苦手な部位などもわかってきます。
医師や歯科衛生士による専用器具を用いた歯のクリーニングです。
歯の隅々まで磨いているつもりでも、ブラッシングだけではどうしても落としきれない汚れが出てきて溜まってきてしまいます。それを専用の器具と研磨剤を用いて徹底的に取り除きます。
[PMTCの効果]
①歯周病疾患の改善
歯の表面から歯肉の境目などのプラークを取り除くことでや歯肉の状態の改善や歯周病の予防につながります。
②虫歯の予防
虫歯菌のすみかとなるバイオフィルムという細菌膜を破壊し、プラークを除去します。また、プラークが再び付着することも防ぎます。
③審美性の向上
歯みがきでは落とせない茶渋・たばこのヤニなどの着色を除去して、歯本来の白さや光沢のある歯面を取り戻します。
フッ素を歯に塗布すると、歯の表面からフッ素が取り込まれ、歯の結晶(アパタイト)の一部になります。フッ素を含んだ歯の結晶は普通の歯よりも丈夫になり、虫歯菌の出す酸に対してより強くなります。
また、フッ素には再石灰化などの効果があり、一度脱灰した部分の再石灰化を促進するので、初期の虫歯の場合はフッ素により、再石灰化を促進することで虫歯が治ることがあります。
[フッ素塗布の効果]
①歯質を強化する
歯のエナメル質を硬くすることで、虫歯の原因菌が作り出す酸に強い歯を作っていきます。
②再石灰化作用を助ける
酸で溶けてしまった虫歯になりかけた部分をもとに戻す、唾液の再石灰化作用を助けます。
③虫歯原因菌の活動を抑える
虫歯の原因菌の活動を抑えて、歯を溶かす酸が作り出される量を抑制することができます。